女子フィギア浅田真央選手引退お疲れ様でした!記憶に残るプログラム「鐘」の魅力

2017年04月11日女子フィギアスケートの浅田真央選手が引退を表明し、翌日12日に引退会見を行いました。

浅田真央選手といえば、まだ幼かった頃から注目されていて日本国民がその選手生活を見守ってきた「真央ちゃん」です。

真央ちゃんが全国で注目されるようになったのはトリノオリンピック選考の際の「年齢問題」ではないでしょうか?

すでにトリプルアクセルを飛んでいた15歳の真央ちゃんは、実力は十分日本のトップレベルの選手にもかかわらず、国際規定によりわずか87日年齢が達していないという理由で代表選考から外れていました。

今でも15歳のあの頃の真央ちゃんがピンクの衣装をまとい「虹の彼方に~オズの魔法使いより~」を滑っていた可愛い姿が鮮明に思い出されます。

まだまだ幼かった真央ちゃん。

代表選考から外れてしまったけれど、彼女の未来を期待していた国民は大勢いた事でしょう。

そんな日本国民が見守り続けて来た真央ちゃんがついに引退する事になりました。

いつも笑顔で魅了してくれていた真央ちゃん。

時には私達の期待でプレッシャーに押しつぶされそうになりながらも必死で期待に応えようとしてくれた真央ちゃん。

本当にお疲れ様でした。

真央ちゃんの笑顔に、ひたむきな姿に、素晴らしい演技に、そして涙に

日本国民はとてつもない感動を貰った事でしょう。

今回は真央ちゃんのこれまでの活躍に感謝の気持ちを込めて、あの記憶に残るプログラム「鐘」の魅力にとことん迫ってみようと思います。

世界中に愛されたフィギアスケーター真央ちゃん

浅田 真央(あさだ まお、1990年9月25日 – )は、2000年代から2010年代にかけて活躍した日本フィギュアスケート選手(女子シングル)。

2010年バンクーバーオリンピック銀メダリスト。2014年ソチオリンピック日本代表(6位)。
2008年2010年2014年世界選手権優勝。
グランプリファイナル優勝4回。
2010年バンクーバーオリンピックでは、女子シングル史上初めて、1つの競技会中に3度の3回転アクセルを成功させた。

引用元Wikipedia

現在26歳の、真央ちゃん休養後の復帰では苦しむ姿を見る事が多くなりましたが女子フィギア界では22歳ころにはベテランと言われるくらい選手生命が短いのです。

女性らしい体つきになる事や、女性ホルモンのバランスによって女子フィギア界では10代~20歳頃までが技術面でのピークと言われています。

真央ちゃんが最後のオリンピックのソチに出場したのは2014年です。

23歳の頃ですね。

個人差があるものの23歳というのはベテランの域を超えた年齢だと考えられます。

その23歳という年齢、そしてオリンピックという大舞台でのFPの演技で真央ちゃんの代名詞でもあるトリプルアクセルを見事成功させ、6種8トリプルの構成に挑んだのです。

これはもうフィギア界の女王という名が相応しい実績でしょう。

バンクーバーオリンピックFP「鐘」

最後のオリンピックであるソチFPの演技は、まさに伝説に残るであろう素晴らしい演技でした。

それまでのプロセスを見守ってきた私達は、演技が終わった時の真央ちゃんの涙に心を奪われました。

しかしながら、それをも上回るのではないかと思わせるほどの超伝説級のプログラムがあります。

それはバンクーバーオリンピックFPの「鐘」です。

トリノオリンピックの選考が外れてしまい、悔やまれる気持ちも、次にあるバンクーバーに期待を募らせていたので、記憶に残っている人も多いはずです。

フィギアの演技をするには珍しくダークな音楽に、特徴的な赤い衣装の、あの「鐘」です。

今まで、真央ちゃんの可愛い雰囲気にピッタリな「虹の彼方に」などを見てきているので

「なぜバンクーバーにこんな重苦しい曲を選んだのか?」疑問に思った人も少なくはないでしょう。

記憶に残るFP「鐘」の凄さ!

ラフマニノフの「鐘」

この曲は、なんともダークな印象の曲です。

フィギアでの演技には不向きの曲だと感じます。

曲が単調で、盛り上がる所がどこなのかが素人には難しく感じる曲です。

フィギアを演じるという事は、会場の雰囲気も力に変える事ができるのです。

アップテンポの曲であれば自身も曲に乗りやすく会場も一体感が出るため、いつも以上の力を発揮する事が出来るアドレナリンが大量放出するでしょう。

また、優雅な曲はフィギアスケートらしく美しく滑る事が出来るでしょう。

もちろん会場も魅了されるので、その場の雰囲気ももおおいに湧く事でしょう。

しかし「鐘」は、そういった雰囲気にはなりにくい曲であり、演じるには物凄く難しい曲なのです。

この曲で演じた真央ちゃんは、その時点で物凄く天才的なスケーターなのだと実感します。

なぜ「青」を着なかったのか?

ところで、この時「なぜ衣裳を青にしないのか?」という事が話題になった事をおぼえているでしょうか?

オリンピックで青い衣装を身に付けると金メダルが取れるというジンクスがあったからです。

同じくバンクーバーに出場した真央ちゃんのライバル韓国のキム・ヨナはFPで青い衣装を着て金メダルを取りましたね。

前回大会のトリノでも金メダルを取った荒川静香さんもFPでは青い衣装でした。

しかし「鐘」で、青い衣装を着る事は考えられません!

なぜなら「鐘」は、火事の「警鐘」をテーマにした曲だからです。

この曲には「青」ではなく「赤」なのです。

この頃「技術の真央ちゃん、表現力のキム・ヨナ」と言うような事を言われていました。

真央ちゃんの代名詞「トリプルアクセル」があったからでしょう。

そしてキム・ヨナは年齢を感じさせない妖艶さを見た目から感じ取ることが出来るからです。

しかし、実際の所は「表現力の真央ちゃん、技術のキム・ヨナ」だと思わずにはいられません。

キム・ヨナな技の安定性があります。つまり失敗がないのです。

これは技術が優れているからと考えられるでしょう。

そして、真央ちゃんはトリプルアクセルだけではありません。

「鐘」で魅せた表現力を振り返ってみましょう。

「鐘」は火事の「警鐘」

真央ちゃんの演技は炎のような力強さや、火事から逃げ惑う人々の苦悩や恐怖、怒りなどの危機迫るものを表現しています。

それを感じられる一つとしてスパイラルがあります。

真央ちゃんの「鐘」のスパイラルはスゴイです。

まさに「魂」で表現している事が伝わってきます。

ステップもそうですね、まるで火事から逃げ惑う人々の焦りや不安、乗り越えなければ!と思わせる強い気持ちが伝わってきます。

そう思うと、真央ちゃんの表現力はズバ抜けて素晴らしいのです。

警鐘は人々に危険を知らせる役割があり、この曲はそれを表現しているので、聞く人にとっても「緊張」や「不安」のような感情を与えます。

そして演じる人も同じように「緊張」や「不安」を感じるため、他の曲で滑るよりもはるかに技を成功させるのは難しくなるのです。

その緊張度が高まった曲の中でトリプルアクセルを成功させているので天才なのです!

そして「鐘」は色々なバージョンがあります。

ピアノの旋律ではリズムがハッキリ聞こえるので割と滑りやすかったのかもしれません。

しかしFPに使った曲は、オーケストラバージョンです。

ピアノの旋律よりもはるかに「緊張感」を引き出す効果があるので、こちらの曲を使ったのは曲も含めて「鐘」の世界観を表現したい!と言う表現力への追及を感じ取る事が出来ます。

当時タラソワコーチが「鐘は誰にでも滑れる曲ではない」と言っていましたが、その通りです!

「鐘」は真央ちゃんにしか滑る事ができないプログラムなのです。

この難しい曲を、ここまで表現した真央ちゃんは伝説級のスケーターなのです。

これからも真央ちゃんに憧れてスケートを始めた若き選手たちの活躍が期待できますが、真央ちゃんの「鐘」を超えるプログラムが出てくるだろうか?とも思ってしまうほどの衝撃的なプログラムです。

真央ちゃん今までお疲れ様でした!そして、ありがとう!

いかがでしたか?

真央ちゃんがいかに素晴らしいスケーターだったのか改めて理解できたのではないでしょうか?

あの記憶に残るプログラム「鐘」は、真央ちゃんにしか滑ることができないプログラムなのです。

青の羽に包まれたような衣裳が印象的なピアノ協奏曲第二番もソチオリンピックではとんでもない感動を与えてくれました。

真央ちゃんの涙に、多くの人が涙を流したことでしょう。

鳥肌ものの演技でした。

そしてパープルの衣装が素敵だったノクターンも、バンクーバーのSP、貴婦人のような衣裳の仮面舞踏会も、そして幼き頃の「虹の彼方に」も、もちろん私達の記憶には鮮明に残っているはずです。

その中でもやはり真央ちゃんの魅力は「鐘」なくして語れない、それほどまでにも衝撃的な感動を残してくれたプログラムだと言えます。

そして何より真央ちゃんこそが日本中、世界中から愛されたスケーターだった事がわかります。

本当にお疲れ様でした。

またいつの日か真央ちゃんスマイルで演技を見せてくれる日までゆっくりと休んでほしいと願っている人が日本中、世界中にいることでしょう。

素晴らしい演技と、真央ちゃんスマイルはいつまでも…感動をありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です